人生いろいろ

寿町の朝は、酷い匂いと、怒鳴り声で、始まる。

しかし、そのさみしい風景は、街の人々の顔にも、表れている。

朝から、お酒を飲み、外の一角に座りこみ、ただただ、空を眺めているだけの日々。

ここで、思うのだ、経済弱者が、このようなところで、泣いていていいのか?

彼らでも、昔は、立派な、労働者だったのだ。

我々と同じように、税金を納め、国につくし、会社につくして来ていた。

歳をとれば、お払い箱ですか?

こうした彼らの様子をみれば、私は、その関係に寄付をしていきたいと思うのである。

一人の人間が、経済弱者になっただけなのだ。

その人間性まで、否定していいのだろうか?

人間は、悪くない、が、経済には、弱い。そんな人は、たくさんいる。

私も、その一人だ。

セカンドハーベストジャパンに、寄付していたのも、それが、理由でもある。

生活保護を、責めるのは、その実態を知らないから、メディアをうのみにしているからかもしれない。

だが、人間性まで、否定を誰が出来るであろう。